静岡済生会看護専門学校

専門分野Ⅱ

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専門分野Ⅱ(精神看護学)


専門分野Ⅱ(精神看護学) 講義4単位(105時間)・実習2単位(90時間)
1.専門分野Ⅱ(精神看護学)の考え方

 精神看護とは心の健康問題への援助を必要としている人々に対し、個人の尊厳と権利を擁護し、自律性の回復やその人らしい生活を送れるよう支援することを基本としている。現代は様々なストレスが存在し、「こころの時代」「不安の時代」ともよばれている。このような社会の中で不安や自己の欲求との葛藤を体験しながら、心の健康を維持していくのは容易ではない。心の健康問題は社会の変化と切り離して考えられず、自殺や精神疾患が課題となっている。

心と身体は常に相互に作用しており、身体疾患に伴って心のバランスを崩す人も多い。また、人は発達上で様々なライフイベントや発達課題の獲得などの阻害により、常に危機的状況になる可能性ももっている。そのような状況を考え、心の健康問題は誰にでもおきると理解し、精神看護学の対象が自分を含めた全ての人に及んでいると理解したい。その上で心の健康問題を抱えている人への援助方法を学ぶことは、全ての看護の基本であると考える。

近年、厚生労働省が「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」を政策理念として示している。精神障がい者の社会復帰の促進及びその自立と社会経済活動への参加の促進が求められるが、疾患や症状から長く偏見の対象となってきた歴史的背景がある。精神看護学では、精神障がい者の誤ったイメージを正し、精神障害を治療や看護の介入が必要な疾患として理解し、その上で精神障がい者を一人の人としてみてほしいと考えている。しかし、精神障がい者に対する恐怖感を持つのも自然なことである。そのような自分を素直に認め、自己と対象との治療的関係を考察する態度を養いたい。

2.目的
   精神看護の基盤となる理論や知識を学習することにより、精神看護の対象を理解する。

心の健康を維持するための援助及び、心の健康問題を持つ人や家族に対する援助について学び、健康問題を解決するために必要な基礎的能力を養う。


3.目標

1)人間の心の発達や、心の働きを学ぶ。


  2)個人と環境とのダイナミックな相互作用と、そこに生ずる健康問題と対応を学ぶ。

3)精神看護の対象を理解し、看護の基礎となる精神看護について認識できる。

4)心の健康問題を起こしている人や精神障がい者に対する正しい理解を深め、精神看護の必要性と方法を学ぶ。

  5)精神看護における専門的アプローチの方法を学ぶ。
  6)精神障がい者の社会復帰に関わる活動について学び、地域社会における精神保健医療福祉の必要性と政策・施策を学ぶ。

4.科目