静岡済生会看護専門学校

専門分野Ⅱ

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専門分野Ⅱ(母性看護学)


専門分野Ⅱ(母性看護学) 講義4単位(105時間)・実習2単位(90時間)
1.専門分野Ⅱ(母性看護学)の考え方

 

母性看護学は、看護の対象である人間を母性の側面からとらえた学問である。母性の本質は生命の創造と育成であり、女性とその家族は社会の中に存在・生活し、成長・発達している。母性看護の対象である女性とパートナーおよび家族の母性性や健康は、変化する取り巻く環境に大きな影響を受け、リプロダクティブ機能の維持に関する健康問題や母親役割の獲得過程に

おいて、多様な問題が生じる。

   近年、女性のライフサイクルにおいて男女関係のあり方や価値観が多様となり、親子・家族関係が複雑で希薄なため、女性や子どもの福祉・健康が脅かされる危険性が増してきてい   る。また、生殖補助医療技術の進歩はめざましく、先端医療の恩恵を受ける女性が増加する中、生命に対する価値観も多様化し、生命倫理上の問題や身体への侵襲・精神的負担など、健康面に大きく影響している。このような背景の中で、次世代が健康に生まれ、より健康に育むための母性支援が必須である。母性看護は、女性のライフスタイルや役割の多様性・医学の進歩・少子化・生活環境の変化などの広い視野に立ち、女性の一生を通じて健康の保持・増進とQOLの向上を図る役割を担う。以上の観点から、母性看護学では学生自らの母性性の成熟と生命を尊重する態度を養い、女性とその家族の個別性に応じたセルフケア支援の基盤を教授する。


2.目的
     母性看護の対象である女性の生涯にわたる健康と、次代の健全な育成にむけたリプロダクティブ機能の継続に必要な看護を学ぶ。

3.目標

 1)母性の特性および母性を取り巻く社会の現状を理解し、母性看護の意義と役割を認識する。


  2)ライフステージ各期の対象を身体的・精神的・社会的側面から理解する。

3)女性のライフサイクルにおける母性の健康と発達課題を理解し、看護の必要性を学ぶ。

4)リプロダクティブヘルスの観点から、人間の生命や健康にかかわる倫理について考える。

  5)マタニティサイクルにおける母子の健康問題を理解し、看護実践能力を養う。
  6)自己の母性(父性)を認識し、自己概念を発展させる。